20系アルファードHYBRID|バッテリー適合表
年式
|
車両型式
|
エンジン型式
|
バッテリー型式 | |
新車搭載 | 寒冷地仕様 | |||
2011/11 ~2015/1 |
DAA-ATH20W |
2400cc
2AZ-FXE |
S55D23L | ← |

20アルファードハイブリッドではS55D23Lが新車搭載されており、市販されているバッテリーの選択肢もあまりありません。トヨタのハイブリッド車ではGSユアサ製、パナソニック製のどちらかが新車搭載されています。
20系アルファードHYBRID|おすすめ補機バッテリー
パナソニック
おすすめ度★★★★☆
■アルファードハイブリッドではパナソニック製の補機バッテリーが新車搭載されており、パナソニックカオスは新車搭載と同等以上の性能を備えており純正にこだわる方にもおすすめ
GSユアサ
おすすめ度★★★★★
■国産バッテリーのリーディングカンパニーであるGSユアサがリリースした国産ハイブリッドカー専用のバッテリー。トヨタのハイブリッドカーの補機バッテリーではユアサ製が多い。
20系アルファードHV|補機バッテリー交換方法
補機バッテリーの場所は?
アルファードハイブリッドの補機バッテリーはリアハッチを開けたラゲージルームの左側にあります。
↑ パネル上部にみえる取っ手部分を手前に引くとパネルが外れます。
↓ バッテリーは上部の黒いステーで固定されています。
交換前に準備する道具など
10mmのレンチ
バッテリーを外すにはプラス端子とマイナス端子を固定しているナットを緩める必要があります。おすすめはコンビネーションレンチで、早回しと本締めの両方を一本の工具で行えます。
メモリーバックアップ用のツール
早回し工具があると便利
メガネレンチやコンビネーションレンチだけでもバッテリーを交換することはできますが、作業効率はあまりよくありません。
確実で素早い作業をするにはラチェットレンチなどを使用すると作業が楽になります。
ディープソケットもおすすめ
補機バッテリー交換手順
バックアップメモリーをセットする

アルファードハイブリッドでは補機バッテリーがカーナビや電装品に電源を供給しています。そのため、補機バッテリーを取り外している間に別の電源から電力を供給しておかないと記憶されていたメモリが消えてしまうことがあります。
↓ ルームランプを消しておかないとバックアップメモリーが飛んでしまうことがあります。
OBDカプラーにバックアップ電源を接続する
↓ 運転席の足元、ボンネットオープナーの左側付近から上に覗き込むと白い台形のOBDカプラーがあります。
↓ バックアップツールのコネクターを車両側のカプラーに接続します
↓ 電源が接続できていることを確認しておきます。
バッテリーステーを外す
↓ リアハッチを開けラゲージルーム左のパネルを外し補機バッテリーにアクセスできる状態にします
↓ 補機バッテリーを固定しているステーボルトの10mmナットを緩めステーを外します。
↓ ステーボルトが外れたら黒いステーも取り外していきます
補機バッテリーを引き出す
補機バッテリーを半分ほど引き出し、接続されているコネクターなどを外します。
↓ バッテリーの温度センサーのカプラーを外す
↓ 反対側のガス抜きのホースを抜いておく
↓ 温度センサーとガス抜きホースを外したらバッテリーを引き出します
マイナス端子を外す
↓ 必ず先にマイナス端子を外しておきます。
↑ 外したマイナス端子は車体側に接触してもショートはしません。
プラス端子を外す
↓ プラス端子を外すさいは車体の金属部分に端子を触れさせないように浮かせた状態にしておきます
バッテリーを交換する
バッテリーの接続が外れたら新しいバッテリーと交換しますが、メモリーバックアップが接続されているのでプラス端子を車体に触れさせないように注意します。
プラス端子を触れさせてしまうとバックアップツールの保護機能が働いて車体内でのショートは回避できますがバックアップは失敗してしまいます。
プラス端子を接続する
取り外しと逆の手順でプラス端子を接続します
マイナス端子を接続する
マイナス端子を接続して固定します。
ガス抜きホースを差し込んでおく
温度センサーコネクターを接続する
ステーを付けてバッテリーを固定する
バッテリーの位置を確認してステーで固定していきます。
バックアップメモリーを外す
バックアップツールを外しておきます
バッテリー交換後の確認など
ハイブリッドシステムを起動する
パワーウィンドウのオート機能などを確認する
パワーウィンドウが自動で開閉できる状態ならバックアップも成功しています。
できない場合はオート機能を学習させる必要があります。