SAI|バッテリー適合表
年式 | 車両 | エンジン型式 | バッテリー型式 | |
型式 | 排気量 | 新車搭載 | 寒冷地仕様 | |
2009/10
~2017/11 |
DAA-AZK10 |
2AZ-FXE
2400cc |
S55D23R | ← |

トヨタSAIの補機バッテリーはハイブリッドカー専用のS55D23Rが新車搭載されています。室内に搭載されるため他のバッテリーは適合しません。
S55D23R|おすすめバッテリー
GSユアサ
おすすめ度★★★★★
■国産バッテリーのリーディングカンパニーであるGSユアサがリリースした国産ハイブリッドカー専用のバッテリー。新車装着相当のバッテリーを希望するならこのバッテリー。とくにトヨタのハイブリッドカーの補機バッテリーではユアサ製が多い。
パナソニック
おすすめ度★★★★☆
■「みんから」でも殿堂入り。高い耐久性と信頼性、さらにオーディオの音質向上にも貢献するコスパと性能が最高のバッテリー。整備士としてもおすすめ。通販のレビューは非常に高評価。
SAIのバッテリー交換方法
交換前に準備する道具など
10mmのレンチ
バッテリーを外すにはプラス端子とマイナス端子を固定しているナットを緩める必要があります。おすすめはコンビネーションレンチで、早回しと本締めの両方を一本の工具で行えます。
メモリーバックアップ用のツール
ボックスレンチセット
ラチェットハンドルやボックスレンチを個別に購入するよりもセット品を購入すると割安で購入できます。ふだんあまり使わない場合でも千円代で購入できるボックスレンチセットなら一回のバッテリー交換でもとが取れてしまいます。
SAIの補機バッテリー搭載位置
↓ SAIの補機バッテリーはトランクルームの右奥にあります
↓ 内装のカバーを外していくと補機バッテリーが見えます
バッテリーの交換手順
室内灯を消しておく
↓ ルームランプやラゲージルームの照明類を消しておかないとバックアップメモリーが飛んでしまうことがあるため作業前にすべて消灯しておきます。
バックアップメモリーをセットする
運転席あしもとにある外部診断機を接続するOBDカプラーにバックアップ電源を接続するやり方が簡単で確実です。
↓ メモリーバックアップには専用のツールを使います。こちらもネットで安価に購入できます。
↓ このツールの場合はモバイルバッテリーを電源にします。スマートフォンが充電できるものなら使用できます。
↓ バックアップツールが接続し電源が接続できていることを確認しておきます。
補機バッテリー周辺のものを外す
ラゲージルームのアンダートレイなどを取り外しておき、補機バッテリーが取り出しやすくしておきます。
バッテリーステーを外す
↓ 補機バッテリーを固定しているステーの10mmナットを緩めステーを外します
マイナス端子を外す
↓ 10mmのレンちなどを使ってマイナスを外します
プラス端子を外す
↓ プラス端子も同様に外します
ガス抜きホースを抜いておく
↓ バッテリー側面のガス抜きホースを抜いておきます
室内に搭載されているバッテリーには充電時に発生するガスを車外に排出するホースが接続されています。端子が外れた状態にしておくことでバッテリー側面のガス抜きホースが外しやすくなります。
バッテリーを交換する
バックアップ電源が接続されているのでプラス端子を車体に触れさせないように注意します。
万一、プラス端子を触れさせてしまうとバックアップツールの保護機能が働いて車体内でのショートは回避できますがバックアップは失敗してしまいます。
ガス抜きホースを接続する
忘れないようにガス抜きホースを接続します。
プラス端子を接続する
取り外しと逆の手順でプラス端子を接続します
マイナス端子を接続する
マイナス端子を接続して固定します。
ステーを付けてバッテリーを固定する
バッテリーの位置を確認してステーで固定していきます。
バックアップメモリーを外す
バックアップツールを外しておきます
バッテリー交換後の確認など
ハイブリッドシステムを起動する
エンジンルームに工具を置き忘れていないかなど、最終確認を行い、問題なければエンジンを始動します
パワーウィンドウのオート機能などを確認する
パワーウィンドウが自動で開閉できる状態ならバックアップも成功しています。
できない場合はオート機能を学習させる必要があります。