90系ヴォクシーハイブリッド|補機バッテリー適合表
排気量 |
車両
型式 |
エンジン
型式 |
仕様
|
充電制御車/IS/HV
|
バッテリー型式 | |
年式 | 新車搭載 | 寒冷地仕様 | ||||
2000cc
2022/01 ~ |
6AA-ZWR90W |
2ZR-FXE | HV | LN2 | ← | |
2000cc
2022/01 ~ |
6AA-ZWR90W |
2ZR-FXE | サイドリフトアップチルトシート | HV | LN2 | ← |
2000cc
2022/01 ~ |
6AA-ZWR92W |
2ZR-FXE | 車いす仕様 | HV | LN2 | ← |
2000cc
2022/01 ~ |
6AA-ZWR95W |
2ZR-FXE | 4WD | HV | LN2 | ← |
2000cc
2022/01 ~ |
6AA-ZWR95W |
2ZR-FXE | 4WD、サイドリフトアップチルトシート | HV | LN2 | ← |

90系ヴォクシーハイブリッドの補機バッテリーはすべてLN2が新車搭載されています。通常のガソリン車に関しては関連記事を参照ください。
補機バッテリーの選び方
90系ヴォクシーハイブリッドに搭載されているバッテリーはモーター駆動用のメインバッテリーと、ハイブリッドシステムを起動させるための補機バッテリーの2種類があります。
メインバッテリーは基本的に交換する必要はなく、20万キロ近くまで無交換で走行できることも珍しくありません。
それに対して補機バッテリーは通常のエンジン車と同じように数年に一度くらいのペースで交換する必要があります。
90系ヴォクシーハイブリッドの補機バッテリーはLN2という欧州規格の形状のものが使われています。
性能はCCA(コールドスタート・クランキング・アンペア)の数値が高いものがおすすめです。
また、寒冷地で使用する場合は型番の後ろに「IS」とつくアイドルストップ車用のものが性能が高く充電受入性能も高いのでおすすめです。くわしくはおすすめバッテリーランキングを御覧ください。
LN2|おすすめバッテリー2選
ボッシュ
おすすめ度★★★★★
■欧州規格のバッテリーに関してはボッシュが強い。ドイツ車をはじめ多くの欧州車に部品を供給してきただけにバッテリーに関しても信頼性は高く、密閉タイプのメンテナンスフリーにも定評がある。耐久性や性能も折り紙付きだが価格もリーズナブル。
GSユアサ
おすすめ度★★★★☆
■国産バッテリーのリーディングカンパニーであるGSユアサがリリースした次世代のバッテリー。品質に個体差が少ないのも安心できる。
90系ヴォクシーハイブリッドの補機バッテリー交換方法
交換前に準備する道具など
10mmのレンチ
バッテリーを外すにはプラス端子とマイナス端子を固定しているナットを緩める必要があります。おすすめはコンビネーションレンチで、早回しと本締めの両方を一本の工具で行えます。
メモリーバックアップ用のツール
ボックスレンチとラチェット
ラチェットハンドルやボックスレンチを個別に購入するよりもセット品を購入すると割安で購入できます。
ふだんあまり使わない場合でも千円代で購入できるボックスレンチセットなら一回のバッテリー交換でもとが取れてしまいます。
↑ 90ヴォクシーハイブリッドの補機バッテリーの下側を固定しているボルトはコンビネーションレンチやスパナで緩めることはできません。
90系ヴォクシーハイブリッドのバッテリー交換手順
バックアップメモリーをセットする
↓ ルームランプを消しておかないとバックアップメモリーが飛んでしまうことがあります。
↓ 90系ヴォクシーのOBDカプラーは運転席の足元、左足のフットレストの上側にあります
↓ メモリーバックアップには専用のツールを使ってOBDカプラーに接続するのが簡単で確実です。
↓ このツールの場合はモバイルバッテリーを電源にします。
補機バッテリーの場所
↓ 90系ヴォクシーの補機バッテリーはエンジンルーム左側にあり、交換するにはボンネットを開けて作業する必要があります。
ボンネットの開け方
↓ 運転席のアクセルペダルの上側付近に見えるボンネットオープナーを手前に引きボンネットを浮かせます。
↓ ボンネットが浮いたら車両の前側からボンネットの隙間に指を入れてロックレバーを上に上げながらボンネットを開けます
↓ ボンネットが開いたらエンジンルーム右側に固定されているロッドを起こしてボンネットを固定します
出典元 トヨタホームページより
補機バッテリーの取り外しと取り付け
マイナス端子を外す
補機バッテリーを固定しているステーを外すまえに端子を外すほうがバッテリーが動かないため端子に力が入りやすくなり作業効率があがります。
マイナス端子を締め付けている10ミリのナットをレンチで緩め、端子を直接持って左右に回すようにしながら外します。
プラス端子を外す
次にプラス端子を締め付けている10ミリのナットを緩め、同じ要領で左右に回しながらプラス端子を補機バッテリーと切り離します。
バッテリーステーを外す
↓ バッテリーの下側部分を抑えて固定しているステーを外します
12ミリのボルトを緩めますが、ボックスレンチとラチェットレンチの組み合わせで作業すると効率があがります。
バッテリーを交換する
古いバッテリーを取り出す
補機バッテリーはかなりの重量があるため、しっかりと保持しながら手前に引き上げるようにして取り外します。
このとき、メモリーバックアップが接続されているのでプラス端子を車体に触れさせないように注意します。
プラス端子を触れさせてしまうとバックアップツールの保護機能が働いて車体内でのショートは回避できますがバックアップは失敗してしまいます。
新しいバッテリーを車にセットする
端子の向きを確認しながら新しいバッテリーを車にセットしますが、そのまえにプラス端子とマイナス端子がバッテリーに干渉しないか確認しておきます。
プラス端子を接続する
取り外しと逆の手順でプラス端子を接続します
マイナス端子を接続する
マイナス端子を接続して固定します。
ステーを付けてバッテリーを固定する
バッテリーの位置を確認してステーで固定していきます。
バックアップメモリーを外す
バックアップツールを外しておきます
バッテリー交換後の確認など
ハイブリッドシステムを起動する
メーター内に警告灯などが点灯せず通常のモードになっていることを確認します。
パワーウィンドウのオート機能などを確認する
パワーウィンドウが自動で開閉できる状態ならバックアップも成功しています。
できない場合はオート機能を学習させる必要があります。