ZWR80系|補機バッテリー適合表
排気量 |
車両
型式 |
エンジン
型式 |
仕様
|
充電制御車/IS/HV
|
バッテリー型式 | |
年式 | 新車搭載 | 寒冷地仕様 | ||||
1800cc
2020/04 ~ 2022/01 |
6AA-ZWR80W |
2ZR-FXE | HV | LN2 | ← | |
1800cc
2014/02 ~ 2020/04 |
DAA-ZWR80G |
2ZR-FXE | HV | LN2 | ← | |
1800cc
2016/01 ~ 2020/04 |
DAA-ZWR80W |
2ZR-FXE | HV | LN2 | ← |
ヴォクシーハイブリッドの補機バッテリーの選び方
ZWR80ヴォクシーの補機バッテリーの寿命
ヴォクシーハイブリッドの補機バッテリーは4年前後で寿命を迎えることが多く、初回の車検(3年)では交換は必要ないものの、次の2年後の車検を迎えるまえに交換が必要になることもあります。
トヨタのハイブリッドモデル全般に言えることですが、ハイブリッドシステムを起動するための補機バッテリーは寿命の前触れがわからないことが多く、気温が下がったころに突然Readyにできなくなります。
また、年間走行距離が5000km未満のような使用頻度が低いユーザーさんの場合では3年ほどで補機バッテリーが寿命を迎えることも少なくありません。
少しでも寿命を伸ばすには定期的にシステムを起動させてあげることで補機バッテリーへの充電を行う必要があります。
補機バッテリーのサイズはLN2のみ
80系ヴォクシーハイブリッドに搭載されている補機バッテリーは「LN2」と呼ばれる欧州規格のバッテリーですが、同じような形状の一部の「L2」では対応できないものもあります。
室内に補機バッテリーを搭載しているため、発電の際に発生するガスを室内に排出するためのガス抜きホースがあるもので、なおかつ放出できる電気も新車搭載と同等のものを選ぶ必要があります。
ただし、国産メーカーのものに拘る必要はなく、欧州規格を主に製造しているボッシュやACデルコのものもおすすめです。詳しくはおすすめランキングを御覧ください。
LN2に適合|おすすめバッテリーランキングはこちら>
80系ヴォクシーハイブリッドの補機バッテリー交換法
交換前に準備する道具など
10mmのレンチ
バッテリーを外すにはプラス端子とマイナス端子を固定しているナットを緩める必要があります。おすすめはコンビネーションレンチで、早回しと本締めの両方を一本の工具で行えます。
メモリーバックアップ用のツール
早回し工具があると便利
メガネレンチやコンビネーションレンチだけでもバッテリーを交換することはできますが、作業効率はあまりよくありません。
確実で素早い作業をするにはラチェットレンチなどを使用すると作業が楽になります。
ディープソケットもおすすめ
補機バッテリー交換手順
補機バッテリーにアクセスする
↓ 80系ヴォクシーの補機バッテリーはリアのラゲージルーム下側のトレイを外して交換します。
↑ 3列目のシートを跳ね上げて右側のトレイを持ち上げます。
↓ 補機バッテリーには黒い樹脂製のカバーがあります
↓ 黒いカバーを上に引き上げると取り外すことができ、補機バッテリーにアクセスできます。
↓ 作業スペースは十分あるので交換作業は比較的簡単にできます。
補機バッテリーが見えたら、次はバックアップメモリーをセットします。
バックアップメモリーをセットする
↓ ルームランプを消しておかないとバックアップメモリーが飛んでしまうことがあります。
バッテリーステーを外す
補機バッテリーを固定している2箇所のボルトを緩めていきます。
↓ 補機バッテリーの後ろ側にあるボルトを緩めます。
↓ 補機バッテリー前側のボルトも外し、ステーを外します。
マイナス端子とガス抜きホースを外す
↓ ステーを取り外したら次はガス抜きホースを外しておきます。
↑ マイナス端子も外します。
プラス端子を外す
↓ 固定しているナットを緩めプラス端子も外します。
バッテリーを交換する
↑ このとき、メモリーバックアップが接続されているのでプラス端子を車体に触れさせないように注意します。
プラス端子を触れさせてしまうとバックアップツールの保護機能が働いて車体内でのショートは回避できますがバックアップは失敗してしまいます。
プラス端子を接続する
取り外しと逆の手順でプラス端子を接続します
マイナス端子とガス抜きホースを接続する
マイナス端子を接続して固定します。
↓ 忘れずにガス抜きホースも接続します
ステーを付けてバッテリーを固定する
バッテリーの位置を確認してステーで固定していきます。
バックアップメモリーを外す
バックアップツールを外しておきます
バッテリー交換後の確認など
ハイブリッドシステムを起動してReadyにする
メーター内に警告灯などが点灯していないことを確認します。
パワーウィンドウのオート機能などを確認する
パワーウィンドウが自動で開閉できる状態ならバックアップも成功しています。
できない場合はオート機能を学習させる必要があります。