シエンタ(MXPC10G)バッテリー適合表・交換方法と注意点

シエンタ PL10系 イラスト トヨタ

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※実際にバッテリーサイズと端子の向きを確認してください

PC10系シエンタ|バッテリー適合表

ガソリンエンジン|2WD

年式
車両
型式
エンジン型式
排気量
仕様
バッテリー型式
新車搭載 寒冷地仕様
2022/7~

5BA-MXPC10G

M15A-FKS
1500cc
2WD LN1 LN2
整備士

2022年(令和4年)7月から販売の3代目シエンタでは、アイドルストップ機能がなくなっています。新車搭載されるバッテリーは欧州規格のLN1で寒冷地仕様車はLN2が搭載されています。バッテリーの長さが207ミリならLN1、242ミリならLN2です。

LN1|おすすめバッテリー2選

バッテリー イラスト LN1

ボッシュ

BOSCH(ボッシュ)(SLX-5K LN1)
おすすめ度★★★★★
■欧州規格のバッテリーに関してはボッシュが強い。ドイツ車をはじめ多くの欧州車に部品を供給してきただけにバッテリーに関しても信頼性は高く、密閉タイプのメンテナンスフリーにも定評がある。耐久性や性能も折り紙付きだが、意外にも価格もリーズナブル。

GSユアサ

GSユアサ(ENJ-355LN1)
おすすめ度★★★★☆
■国産バッテリーのリーディングカンパニーであるGSユアサがリリースした次世代のバッテリー。品質に個体差が少ないのも安心できる。

\さらに詳しく!/
LN1に適合|おすすめバッテリーランキングはこちら>

LN2|おすすめバッテリー2選

バッテリー イラスト LN2

ボッシュ

BOSCH(ボッシュ)(BLE-60-L2)
おすすめ度★★★★★
■欧州規格のバッテリーに関してはボッシュが強い。ドイツ車をはじめ多くの欧州車に部品を供給してきただけにバッテリーに関しても信頼性は高く、密閉タイプのメンテナンスフリーにも定評がある。耐久性や性能も折り紙付きだが価格もリーズナブル。

GSユアサ

GSユアサ ECO.R(ENJ 375 LN2 IS)
おすすめ度★★★★☆
■国産バッテリーのリーディングカンパニーであるGSユアサがリリースした次世代のバッテリー。品質に個体差が少ないのも安心できる。

シエンタ(MXPC10G)のバッテリー交換方法

バッテリー搭載位置

↓ バッテリーはエンジンルーム左に搭載されています

シエンタ(MXPC10G) バッテリー搭載位置2

交換前に準備する道具など

メモリーバックアップ用のツール

バッテリーをいきなり外してしまうと、車に記憶していた情報が消えてしまい、カーナビが初期化されたりエンジンが一時的に不調になることがあります。
バッテリーを交換している間は別の電源を車に接続してメモリーが消えてしまわないようするツールを使用します。

早回し工具があると便利

メガネレンチやコンビネーションレンチだけでもバッテリーを交換することはできますが、作業効率はよくありません。
確実で素早い作業をするにはラチェットレンチなどを使用すると作業が楽になります。

ディープソケットもおすすめ

ボックスレンチはディープソケットがおすすめで、バッテリーを固定しているステーを取り外すときに便利です。

バッテリーの交換手順

バックアップメモリーをセットする

↓ ルームランプを消しておかないとバックアップメモリーが飛んでしまうことがあります。

ルームランプをオフにする

 

↓ メモリーバックアップには専用のツールを使ってOBDカプラーに接続するのが簡単で確実です。

メモリーバックアップツール

 

↓ このツールの場合はモバイルバッテリーを電源にします。

OBDカプラーとバックアップツールを接続する

 

↓ バックアップツールを接続し電源が接続できているることを確認しておきます。

ボンネットを開ける

↓ 運転席のアクセルペダル上側に見えるボンネットオープナーを引き上げてボンネットを浮かせます

トヨタ シエンタ ボンネット 開け方

シエンタ ボンネット 開け方1

↓ 車体の前から浮いたボンネットの隙間に指を入れて左にロックを外しながらボンネットを開けます。

シエンタ ボンネット 開け方2

↓ ボンネットをロッドで固定します。

シエンタ ボンネット 開け方3

バッテリーステーを外す

↓ バッテリーの下側に見える黒いステーは1本のボルトだけで固定されています

MXPC10G シエンタ バッテリー 固定ステー取り外し

↓ ステー固定ボルトはボックスレンチ、ラチェットハンドル、エクステンションバーを組み合わせた工具で緩めていきます

欧州バッテリー 固定ステーの外し方

↓ ボルトを取り外したらステーも取り外します

MXPL10G シエンタ 固定ステーの外し方2

マイナス端子を外す

↓ 欧州規格のバッテリーは上からクサビのように締めて端子を固定しています

MXPC10G シエンタ バッテリー マイナス端子

↑ スパナなどのレンチよりもボックスレンチとラチェットが作業性が向上します

プラス端子を外す

↓ マイナス端子と同じ要領で真上からクサビ状に固定しているボルトを緩めておきます。

MXPC10G シエンタ バッテリー プラス端子端子

↑ 固定ボルトはすべて緩める必要はなく端子が動く程度に緩めておきます

バッテリーを交換する

↓ バッテリー本体はかなり重く、しっかりとした姿勢で少しななめに傾けるようにして引き上げて取り出します

MXPL10G シエンタバッテリー 取り外し

↑ このとき、メモリーバックアップが接続されているのでプラス端子を車体に触れさせないように注意します。

プラス端子を触れさせてしまうとバックアップツールの保護機能が働いて車体内でのショートは回避できますがバックアップは失敗してしまいます。

新しいバッテリーと付け替える

↓ 古いバッテリーを取り外したら端子の向きなどを確認しながら新しいバッテリーに交換します

シエンタ バッテリー 取り外し後

↑ 取り外しと同じ要領で新しいバッテリーを車体に載せていきます。

プラス端子を接続する

取り外しと逆の手順でプラス端子を接続します

プラス端子

マイナス端子を接続する

同様にマイナス端子を接続して固定します。

ステーを付けてバッテリーを固定する

バッテリーの位置を確認してステーで固定していきます。

MXPL10G シエンタ バッテリー 固定ステーの外し方2

バックアップメモリーを外す

バックアップツールを外しておきます

OBDカプラーとバックアップツールを接続する

バッテリー交換後の確認など

シエンタ(MXPC10G) バッテリー搭載位置

エンジンを始動する

エンジンルームに工具を置き忘れていないかなど、最終確認を行い、問題なければエンジンを始動します。

ボンネットを確実に閉めて交換作業は完了です。

パワーウィンドウのオート機能などを確認する

パワーウィンドウが自動で開閉できる状態ならバックアップも成功しています。

できない場合はオート機能を学習させる必要があります。

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