対象車種 |
ダイハツ|ハイゼット
スズキ|キャリィ 三菱|ミニキャブ スバル|サンバー ホンダ|アクティトラック |
軽トラックは多数の電装品が装備されていることもないので、バッテリーに要求される蓄電キャパも低く、新車装着のバッテリーはかなり容量の小さないものが組み込まれていることが多いです。
ただ、軽トラックは使用頻度に大きな違いがあり、年間に3万キロ以上を走る宅配業さんや、赤帽さんとは対象的に年間で1000キロも走らないような農家の軽トラックもあります。
また、軽トラックでは車種によってバッテリーが搭載されている場所が違い、バッテリーの寿命に影響がでることもあります。
用途に応じた軽トラックのバッテリーの選び方や、軽トラックのバッテリーを長持ちさせるためのコツを紹介します。
軽トラックのバッテリーの選び方
年間走行が多い軽トラックの場合
有名メーカーの”普通の”バッテリーでOK
バッテリーの寿命を大きく左右させる要素として、つねに満充電に近い状態にしておくことが挙げられます。
スマートフォンで例えるなら、バッテリー容量が100%が満充電の状態ということになります。
自動車に使用される鉛バッテリーは100%充電に近い状態が長いほどバッテリーは長持ちし、たとえば30%未満のような上がりかけの状態では寿命が短くなります。
とくに、完全に上がらせてしまったことのあるバッテリーは極端に寿命が短くなってしまいます。
年間走行距離が多い使用条件では、つねに充電がされているため、バッテリーの寿命は比較的に長くなります。
容量アップで電気負荷の増加を吸収する
宅配業者さんのように夜にヘッドライトを点灯させて走行する時間が長い場合はバッテリーの充放電は頻繁に行われることになります。
また、車内で食事や休息をとることの多い場合はエアコンの使用頻度も高くなり、バッテリーにはかなり過酷な使用条件です。
これらの場合、新車装着相当のバッテリーでは充放電の幅が大きすぎるため、容量を大きくし、バッテリーの充電率が低い状態になりにくくする必要があります。
たとえば軽トラックでは40B19Lのバッテリーがよく使用されていますが、容量を上げて55B19Lや60B19Lにしてしまうのもおすすめです。
年間走行が非常に少ない軽トラックの場合
とにかく安く済ませしまうやりかた
農機具と同じような使い方が多い場合、年間を通してエンジンを始動させることがないと、バッテリーは2年も持たずに寿命を迎えることが多いです。
原因は放電した時間が長いことで、継ぎ足し充電やエンジンをかけてアイドリングさせるなどのメンテナンスを行えない場合は1年ほどでエンジンがかからなくなることもあります。
その場合、その都度価格の安いバッテリーを購入して組み込むという、「安かろう悪かろう」のバッテリーを消耗品として使用するやり方もあります。
高性能なバッテリーでいつでも始動性を確保
充電制御車でもないモデルの軽トラックにはもったいないと言われるかもしれませんが、アイドルストップ車用のバッテリーを使用するのもオススメです。
アイドルストップ車用のバッテリーが販売され始めたころよりも価格も安くなっているので、ネット購入なら実店舗で購入する半額ほどで購入することができます。
充電制御車用のバッテリーよりもさらに高い充電受入性能と蓄電容量を求めるため、アイドルストップ車用のバッテリーは年間走行の少ない車にもオススメです。
軽トラにオススメな長持ちするバッテリーとは
充電受入性能の高いバッテリー
充電制御車に使用されるバッテリーは充電受入性能が高いバッテリーで、少しの時間の充電でもより多くの蓄電ができます。
年間走行距離が短い、または一回の走行距離が短い場合、充電が十分にされないためバッテリーの寿命は短くなります。
そこで、充電制御車用のバッテリーを組み込むことで「ちょい乗り使用」の軽トラックでもバッテリーが上がりにくくなります。
アイドルストップ車用のバッテリー
軽トラックにアイドルストップ車のバッテリーを組むのはオーバークオリティかもしれませんが、バッテリーはネットで安く購入できます。
アイドルストップ車に搭載されるバッテリーは充電制御車用バッテリーよりもさらに過酷な使用条件に耐えるように設計されています。
バッテリーの寿命は搭載される車によって左右されるので、その車が要求するよりも高い性能のバッテリーのほうが長持ちします。
同じ金額を支払うなら、ネットで高性能なものを購入することで安心で長持ちするバッテリーを選ぶことができます。
容量が大きなバッテリー
軽トラックによく使われるバッテリーのサイズは40B19Lや40B19Rが多いです。
バッテリーは、サイズと端子の向きとサイズを合わせれば容量の大きなものを選べるので、価格と性能のバランスを取りながら選ぶようにしましょう。
40B19L<44B19L<60B19L
上記のようにバッテリーの「B19L」の部分さえ合わせれば数字の大きな60を選ぶことで容量が大きなバッテリーにすることができます。
バッテリー上がりや急なエンジン始動不能を避けたいのであれば、少しでも容量の大きなバッテリーを選ぶことがオススメです。
軽トラックのバッテリーを長持ちさせるコツ
まめな充電が大事
車のバッテリーは満充電の状態がもっとも長持ちできる状態で、車に搭載されたあとも充電率を高く維持することが寿命に影響します。
ひんぱんに使用するなら問題なし
もっとも簡単で確実なことは車を走らせてあげることで、発電機(オルタネーター)がバッテリーを充電するので手軽です。
ただしエアコン(冷房)を多用したり夜間のヘッドライトを使用した走行では十分な充電ができないこともあり、電装品を使わない走行をすることが望ましいです。
充電器を使って継ぎ足し充電
スマートフォンのバッテリーと違い、車のバッテリーはつねに継ぎ足し充電してもいい構造で、運転中は継ぎ足し充電の連続です。
もちろん過充電はバッテリーを傷めますが、適度な充電はバッテリーを長持ちさせるので充電器を用意しておけば年間走行の少ない軽トラックなどには必要なメンテナンスです。
充電器で充電をする場合、なるべく少ない電流を長い時間をかけて充電することで、急速充電をするとバッテリーの負担になり、かえって寿命を短くしてしまいます。
できればタイマー機能などがついている充電器がおすすめです。
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