PL10系シエンタハイブリッド|補機バッテリー適合表
年式
|
車両
型式 |
エンジン型式
排気量
|
仕様
|
バッテリー型式 | |
新車搭載 | 寒冷地仕様 | ||||
2022/7~ |
6AA-MXPL10G |
M15A-FXE 1500cc |
2WD | LN1 | ← |
2022/7~ |
6AA-MXPL15G |
M15A-FXE 1500cc |
4WD
E-Four |
LN1 | ← |

2022年(令和4年)7月から販売のMXPL型シエンタでは、2WD、4WDともに欧州規格バッテリー、LN1が新車搭載されており寒冷地仕様も同じサイズです。
LN1|おすすめバッテリー2選
ボッシュ
おすすめ度★★★★★
■欧州規格のバッテリーに関してはボッシュが強い。ドイツ車をはじめ多くの欧州車に部品を供給してきただけにバッテリーに関しても信頼性は高く、密閉タイプのメンテナンスフリーにも定評があり、シエンタハイブリッドのように室内に搭載される車種にもおすすめ。耐久性や性能も折り紙付きだが、意外に価格はリーズナブル。
GSユアサ
おすすめ度★★★★☆
■国産バッテリーのリーディングカンパニーであるGSユアサがリリースした次世代のバッテリー。トヨタのハイブリッドカーに新車搭載されることが多いのもGSユアサ製で、品質に個体差が少ないのも安心できる。
PL10系シエンタハイブリッド|補機バッテリー交換方法・必要工具
補機バッテリーの搭載位置
↑ リアのラゲージルームのトレイの下に補機バッテリーがあります。
↓ トレイを取り外すことで補機バッテリーの交換ができるようになります。
交換作業に必要な工具
絶縁スパナ
プラス端子を緩めるときにレンチと車体が接触するとショートするおそれがあるため、絶縁処理をしているスパナがあるとより安全に作業をすることができます。
10mmボックスレンチとラチェット
ラチェットレンチに10mmのボックスを使用するのがバッテリー交換のスタンダードといえます。
10cm~15cmのエクステンションバー
ラチェットレンチとボックスレンチの間に入れることで狭いスペースでも広い場所でもラチェットが振りやすくなります。
シエンタハイブリッドの場合はラゲージルームでの作業なのでバッテリー脱着作業はやりやすいですが、バッテリーステーを外すならエクステンションバーを付けた状態のほうがやりやすいです。
安価なボックスレンチセットがコスパがいい
ボックスレンチのセットの中には2,000円未満で購入できるものもあり、バッテリーをネットで購入するなら、一回のバッテリー交換でも元が取れてしまいます。
補機バッテリー交換手順
①バックアップ電源を接続する
いきなり補機バッテリーを外してしまうとパワーウィンドウなどのメモリが消えてしまうため、バックアップ電源を接続することがおすすめです。
とくに外部診断機を接続するためのOBDカプラーなら運転席の足元から簡単にバックアップ接続できるためおすすめです。
↓ OBDカプラーは運転席のボンネットオープナーのレバーの裏側付近にあります
↓ 白い台形のカプラーがOBDカプラーでバックアップ接続は専用のバックアップツールを使用します
メモリーバックアップ用のツール
↓ ルームランプやラゲージルームの室内灯を消しておかないとバックアップメモリーが飛んでしまうことがあります。
↓ ラゲージルームの室内灯も忘れずに消しておきましょう
↓ あらかじめOBDカプラーの場所を確認しておきます。
↓ このツールの場合はモバイルバッテリーを電源にします。
↓ バックアップツールを接続し電源が接続できていることを確認しておきます。
②ラゲージルームのボードを外す
2枚の前後ボードとタイヤパンク修理キットのトレイを外し、ラゲージルームのランプが点灯しないようにスイッチもオフにしておきます。
③バッテリーステーを外す
10mmのボックスレンチを使ってステーを取り外しておきます
④バッテリーのマイナス端子を外す
⑤バッテリーのプラス端子を外す
⑥ガス抜きホースを外す
補機バッテリーに差し込まれているガス抜きのホースを抜いておきます。
⑦バッテリーを真上に引き出す
シエンタHVのバッテリーはわりと重量があるので、腰を痛めないように片方の手で上半身を支えながら静かに持ち上げましょう。
あとは逆の手順で
新しいバッテリーをセットしたらプラス端子を先に接続して赤いカバーを被せて、つぎにマイナス端子を接続、あとはステーを取り付ければバッテリー交換完了。
バックアップを切り離して無事にハイブリッドシステムが起動すれば作業完了となります。
おすすめ補機バッテリー
おすすめ度★★★★☆
■ドイツの部品メーカーとして、またバッテリーのシェアでもトップクラスのボッシュ。ヨーロッパ規格に強いメーカーとして信頼性が高い。
おすすめ度★★★★☆
■国産バッテリーの老舗メーカーであり、国産ならではの製品としてのバラつきのなさがうり。「間違いのないものを選びたい」という方にはおすすめ。
おすすめ度★★★★★
■「みんから」でも殿堂入り。高い耐久性と信頼性、さらにオーディの音質向上にも貢献するコスパと性能が最高のバッテリー。整備士としてもおすすめで「迷ったらパナソニック入れときましょ」という感じ。