50系プリウス|補機バッテリー適合表

50系プリウスに搭載される補機バッテリーは、すべてのモデルでEN規格のLN1が新車搭載されています。
年式 | 車両 | エンジン型式 | 仕様 | バッテリー型式 | |
型式 | 排気量 | 新車搭載 | 寒冷地仕様 | ||
2015/11
~2018/12 |
DAA-ZVW50 |
2ZR-FXE
1800cc |
2WD(ニッケル水素式駆動用バッテリ搭載車) | LN1 | ← |
2015/11
~2020/7 |
DAA-ZVW51 |
2ZR-FXE
1800cc |
2WD(リチウムイオン式駆動用バッテリ搭載車) | LN1 | ← |
2015/11
~2020/7 |
DAA-ZVW55 |
2ZR-FXE
1800cc |
E-Four | LN1 | ← |
2020/7
~2023/1 |
6AA-ZVW51 |
2ZR-FXE
1800cc |
2WD(リチウムイオン式駆動用バッテリ搭載車) | LN1 | ← |
2020/7
~2023/1 |
6AA-ZVW55 |
2ZR-FXE
1800cc |
E-Four | LN1 | ← |
LN1|おすすめ互換バッテリー2選
ボッシュ
おすすめ度★★★★★
■欧州規格のバッテリーに関してはボッシュが強い。ドイツ車をはじめ多くの欧州車に部品を供給してきただけにバッテリーに関しても信頼性は高く、密閉タイプのメンテナンスフリーにも定評があり、シエンタハイブリッドのように室内に搭載される車種にもおすすめ。耐久性や性能も折り紙付きだが、意外に価格はリーズナブル。
GSユアサ
おすすめ度★★★★☆
■国産バッテリーのリーディングカンパニーであるGSユアサがリリースした次世代のバッテリー。トヨタのハイブリッドカーに新車搭載されることが多いのもGSユアサ製で、品質に個体差が少ないのも安心できる。
50系プリウスの補機バッテリー交換方法
補機バッテリーの場所
↓ 50系プリウスの補機バッテリーはエンジンルームにあります。

エンジンルームの左側にあるのでボンネットを開けるだけで交換作業ができます。
交換前に準備する道具など
10mmのレンチ
バッテリーを外すにはプラス端子とマイナス端子を固定しているナットを緩める必要があります。おすすめはコンビネーションレンチで、早回しと本締めの両方を一本の工具で行えます。
メモリーバックアップ用のツール
早回し工具があると便利
ディープソケットもおすすめ
補機バッテリー交換手順
ルームランプを消しておく
↓ ルームランプを消しておかないとバックアップメモリーが飛んでしまうことがあります。
バックアップメモリーをセットする
↑ ボンネットオープナーの下側付近を探すとOBDカプラーが見つかります。
メモリーバックアップツールをセットして電源が接続できているか確認ができればバッテリー交換ができます。
ボンネットを開ける
バッテリーステーを外す
↓ 補機バッテリーの下側部分と車体側がステーで固定されています。
↑ バッテリーの前側(ボンネット側)の奥にステーがあります。
↓ ライトなどで照らすとわかりやすいですが、このボルトを緩めるにはエクステンションバーなどの継ぎ手工具などが必要になります。
↑ボルトを緩めればステーを取り外すことができ、バッテリーも外れています。
マイナス端子を外す
↓ マイナス端子を先に外します。
↑ 10mmのナットを少し緩めるとマイナス端子が外れます。
プラス端子を外す
↓ 10mmのスパナやメガネレンチで固定ナットを緩めます
古いバッテリーを取り出す
↓ 黒いベルト状の取っ手を持って真上に引き上げながらバッテリーの交換をします。
↑ このとき、メモリーバックアップが接続されているのでプラス端子を車体に触れさせないように注意します。
プラス端子を触れさせてしまうとバックアップツールの保護機能が働いて車体内でのショートは回避できますがバックアップは失敗してしまいます。
新しいバッテリーを取り付ける
プラス端子の位置が車体の前側にあるか確認しながらバッテリーをセットします。
プラス端子を接続する
取り外しと逆の手順でプラス端子を接続します。
マイナス端子を接続する
マイナス端子を接続して固定します。
ステーを付けてバッテリーを固定する
↓ バッテリーの位置を確認してステーで固定していきます。
バックアップメモリーを外す
バックアップツールを外しておきます
補機バッテリー交換後の確認など
ハイブリッドシステムを起動する
スタートボタンを押してREADY状態にして、警告灯などの異常がないか確認します。
パワーウィンドウのオート機能などを確認する
パワーウィンドウが自動で開閉できる状態ならバックアップも成功しています。
できない場合はオート機能を学習させる必要があります。