ジャパンタクシー(JPN TAXI)バッテリー適合表
年式
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車両
型式 |
エンジン
型式 |
仕様
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充電制御車/IS/HV
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バッテリー型式 | |
新車搭載 | 寒冷地仕様 | |||||
2017/10 ~2021/5 |
DAA-NTP10 |
1NZ-FXP 1500cc |
LPG | HV | LN1 | ← |
2021/5~ |
6AA-NTP10 |
1NZ-FXP 1500cc |
LPG | HV | LN1 | ← |

ジャパンタクシーに搭載される補機バッテリーは、平成29年発売の前期型、令和3年発売の後期型、ともに欧州規格サイズのLN1が適合します。
おすすめ補機バッテリー3選
ボッシュ
おすすめ度★★★★★
■欧州規格のバッテリーに関してはボッシュが強い。ドイツ車をはじめ多くの欧州車に部品を供給してきただけにバッテリーに関しても信頼性は高く、密閉タイプのメンテナンスフリーにも定評がある。耐久性や性能も折り紙付きだが、意外にも価格もリーズナブル。
GSユアサ
おすすめ度★★★★☆
■国産バッテリーのリーディングカンパニーであるGSユアサがリリースした次世代のバッテリー。品質に個体差が少ないのも安心できる。トヨタのハイブリッドカーに新車搭載されるメーカーもGSユアサ製が多い。
ACDelco|エーシーデルコ
おすすめ度★★★★☆
■ACデルコは密閉タイプのメンテナンスフリーに定評があるメーカー。耐久性もかなり高く意外に価格もリーズナブル。トヨタディーラーでハイブリッドカーの車検を受けるとACデルコのバッテリーをすすめられることが多い。
ジャパンタクシーの補機バッテリー交換方法
交換前に準備する道具など
10mmのレンチ
バッテリーを外すにはプラス端子とマイナス端子を固定しているナットを緩める必要があります。おすすめはコンビネーションレンチで、早回しと本締めの両方を一本の工具で行えます。
メモリーバックアップ用のツール
ボックスレンチセット
コンビネーションレンチだけで作業をする場合よりも作業性が大幅に向上し、ステーのボルトやナットの締付け作業も確実に行うことができます。
ラチェットハンドルやボックスレンチを個別に購入するよりも、セット品を購入すると割安で購入できます。
ふだんあまり使わない場合でも千円代で購入できるボックスレンチセットなら一回のバッテリー交換でも元が取れてしまいます。
補機バッテリーの搭載場所
↓ ジャパンタクシーの補機バッテリーはラゲージルームの左にあります。
↓ 黒いカバーを上に引き上げるようにして外すと補機バッテリーが見えます
バッテリーの交換手順
室内灯を消しておく
↓ ルームランプやラゲージルームの照明類を消しておかないとバックアップメモリーが飛んでしまうことがあるため作業前にすべて消灯しておきます。
バックアップ電源を接続する
ここでは、専用のツールを使うやり方と救援用の端子を利用するやり方を紹介します。
補機バッテリーを交換する際に誤ってプラス端子を車体に触れさせてしまっても、専用ツールを使用した場合では保護機能が働くため、ショートによるトラブルを防止することができます。
①バックアップツールを使用する場合
運転席の足元にある外部診断機を接続するOBDカプラーに、専用ツールを使ってバックアップ電源を接続するやり方が簡単で確実です。
↓ メモリーバックアップには専用のツールを使います。こちらもネットで安価に購入できます。
↓ このツールの場合はモバイルバッテリーを電源にします。スマートフォンが充電できるものなら使用できます。
↓ バックアップツールが接続し電源が接続できていることを確認しておきます。
②ブースターケーブルを使ってバックアップをする方法
ジャパンタクシーではエンジンルームにある補機バッテリー上がりの救援用の端子を利用するやり方もあります。
別のバッテリーや救援車からブースターケーブルを使ってバックアップ電源を確保するやり方もあります。
ハイブリッドシステムを起動せず、ケーブルを接続した状態で補機バッテリーを交換するため、バックアップツールを用意する必要がありません。
ただしデメリットもあり、補機バッテリーを交換するときに誤ってプラス端子を車体に触れさせてしまうと、ヒューズ飛びやヒュージブルリンクの溶断を起こすリスクがあります。
補機バッテリー周辺のものを外す
バックアップ電源を接続したらリアハッチドアを開けてラゲージルームのアンダートレイなどを取り外していきます。
周りのものをなるべく片付けておくと補機バッテリーの交換作業がやりやすくなります。
バッテリーステーを外す
↓ 補機バッテリーを固定しているステーを外します
↑ 10mmのコンビネーションレンチやディープタイプのボックスレンチを使用してナットを緩めてステーを外します。
マイナス端子を外す
↓ マイナス端子を固定しているナットを緩めて端子を外します。
プラス端子を外す
↓ プラス端子の赤いカバーを起こしてプラス端子が見える状態にします
↓ マイナス端子と同じ要領でプラス端子を固定しているナットを緩めて外します
ガス抜きホースを抜いておく
室内に搭載されているバッテリーには充電時に発生するガスを車外に排出するホースが接続されています。端子が外れた状態にしておくことでバッテリー側面のガス抜きホースが外しやすくなります。
補機バッテリーを交換する
バックアップ電源が接続されているのでプラス端子を車体に触れさせないように注意します。
万一、プラス端子を触れさせてしまうとバックアップツールの保護機能が働いて車体内でのショートは回避できますがバックアップは失敗してしまいます。
新しいバッテリーと付け替える
ガス抜きホースを接続する
忘れないようにガス抜きホースを接続します。
プラス端子を接続する
取り外しと逆の手順でプラス端子を接続します
マイナス端子を接続する
マイナス端子を接続して固定します。
ステーを付けてバッテリーを固定する
バッテリーの位置を確認してステーで固定していきます。
バックアップメモリーを外す
バックアップツールを外しておきます
補機バッテリー交換後の確認など
エンジンを始動する
エンジンルームに工具を置き忘れていないかなど、最終確認を行い、問題なければエンジンを始動します
パワーウィンドウのオート機能などを確認する
パワーウィンドウが自動で開閉できる状態ならバックアップも成功しています。
できない場合はオート機能を学習させる必要があります。