セレナ ハイブリッド(C28)補機バッテリー適合表

C28セレナハイブリッド(e-POWER)の補機バッテリー型番はL2と呼ばれるEN規格のバッテリーですがL2はLN2と互換性があります。
年式
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車両型式
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エンジン
型式 |
仕様
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バッテリー型式 | |
新車搭載 | 寒冷地仕様 | ||||
2022/11~ |
6AA-GC28 |
HR14DDe-EM57 1400cc |
e-POWER | L2 | ← |
2022/11~ |
6AA-GFC28 |
HR14DDe-EM57 1400cc |
e-POWER ハイウェイスター | L2 | ← |
L2適合|おすすめ互換バッテリー2選
ボッシュ
おすすめ度★★★★★
■表記は「L2」でも「LN2」にも適合、欧州規格のバッテリーに関してはボッシュが強い。ドイツ車をはじめ多くの欧州車に部品を供給してきただけにバッテリーに関しても信頼性は高く、密閉タイプのメンテナンスフリーにも定評がある。耐久性や性能も折り紙付きだが価格もリーズナブル。
GSユアサ
おすすめ度★★★★☆
■国産バッテリーのリーディングカンパニーであるGSユアサがリリースした次世代のバッテリー。品質に個体差が少ないのも安心できる。
セレナ ハイブリッド(C28)の補機バッテリー交換方法
補機バッテリー搭載場所
↓ 補機バッテリーはエンジンルームにあります
ボンネットの開け方
ボンネットオープナーを引く
↓ 運転席からボンネットオープナーのレバーを手前に引きボンネットを浮かせます
ボンネットを開ける
↓ ボンネットが浮いたら車体前側に移動してボンネットの隙間に指を入れてロックをはずします
↑ レバーを車体の右側に向けてスライドさせながらボンネットをあけます
ボンネットを固定する
ボンネットが開いたら固定用ロッドでボンネットを固定します
交換作業に必要な工具など
メモリーバックアップツール
補機バッテリーをいきなり外してしまうと、車に記憶していた情報が消えてしまい、カーナビが初期化されたりエンジンが一時的に不調になることがあります。
補機バッテリーを交換している間は別の電源を車に接続してメモリーが消えてしまわないようするツールを使用します。
運転席の足元にある外部診断機を接続するための台形のコネクターにメモリバックアップツールを接続する方法が簡単で確実です。
乾電池を使用するものやモバイルバッテリーを使用するものがあり、どちらも使い勝手は同じです。
作業用グローブなど
エンジンルームでの作業では鋭利な部分で怪我をするおそれがあるため、作業用のグローブや軍手を使用することが望ましいです。
重いバッテリーを持ち上げるのでできれば軍手よりもグリップ性の高いグローブの使用がおすすめです。
ボックスレンチセット
EN規格のバッテリーを交換するには、ラチェットハンドル、150mmエクステンションバー、10mmソケット、12mmソケットがあれば交換ができますが、より作業効率を上げるにはボックスレンチのセットを用意することをおすすめします。
ラチェットやボックスレンチを個別に購入するよりもセット品を購入するとかなり割安で購入できます。ふだんあまり使わない場合でも1,000円代で購入できるボックスレンチセットなら一度のバッテリー交換で元が取れます。
補機バッテリー交換手順
ルームランプを消しておく
↓ ルームランプを消しておかないとバックアップメモリーが飛んでしまうことがあります。
バックアップメモリーをセットする
↓ ブレーキペダルの上付近を見上げるようにすると白い台形のOBD端子が確認できます
メモリーバックアップツールをセットして電源が接続できているか確認ができればバッテリー交換ができます。
バッテリーステーを外す
↓ 補機バッテリーは2か所のナットとステーボルトで固定されています。
↑ボルトを緩めればステーを取り外すことができ、補機バッテリーも外れています。
マイナス端子を外す
↓ マイナス端子を先に外します。
↑ 10mmのナットを少し緩めるとマイナス端子が外れます。
プラス端子を外す
↓ 10mmのスパナやメガネレンチで固定ナットを緩めます
バッテリーカバーを取り外す
バッテリーにはカバーを被せてあるので、マイナス端子とプラス端子を外したら、このカバーを真上に引き抜くようにして取り外しておきます。
このとき、カバーの向きを確認し向きを間違わないように車体の近くに置いておきます。
古い補機バッテリーを取り出す
↓ 真上に引き上げながらバッテリーの交換をします。
↑ このとき、メモリーバックアップが接続されているのでプラス端子を車体に触れさせないように注意します。
プラス端子を触れさせてしまうとバックアップツールの保護機能が働いて車体内でのショートは回避できますがバックアップは失敗してしまいます。
新しい補機バッテリーを取り付ける
プラス端子の位置が車体の前側にあるか確認しながらバッテリーをセットします。
バッテリーのカバーを取り付ける
端子を接続する前にバッテリーカバーを取り外しの逆の手順で取り付けておき、カバーの装着が問題ないか確認しておきましょう。
プラス端子を接続する
取り外しと逆の手順でプラス端子を接続します。
マイナス端子を接続する
マイナス端子を接続して固定します。
ステーを付けて補機バッテリーを固定する
↓ バッテリーの位置を確認してステーで固定していきます。
バックアップメモリーを外す
バックアップツールを外しておきます
補機バッテリー交換後の確認や注意点など
ハイブリッドシステムを起動する
スタートボタンを押してREADY状態にして、警告灯などの異常がないか確認します。
パワーウィンドウのオート機能などを確認する
バックアップ電源を接続している場合、交換作業後にパワーウィンドウが自動で開閉できる状態ならバックアップも成功しています。
できない場合はオート機能を学習させる必要があります。