エクストレイル(T32,TN32)バッテリー適合表・交換方法・注意点

T32 エクストレイル イラスト  日産

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※実際にバッテリーサイズと端子の向きを確認してください

T32系エクストレイル|バッテリー適合表

整備士

T32系エクストレイルのガソリン車は全車ともアイドルストップ車で、搭載されるバッテリーはすべてS-95が新車搭載されています。

年式 車両型式 エンジン型式 仕様 バッテリー型式
排気量 新車搭載 寒冷地仕様
2013/12
~2020/09
(MC前)

DBA-T32

MR20DD

2000cc

2WD S-95
2020/9
~2022/7
(MC後)

DBA-T32

MR20DD

2000cc

2WD S-95
2013/12
~2020/9
(MC前)

DBA-NT32

MR20DD

2000cc

4WD S-95
2020/9
~2022/7
(MC後)

DBA-NT32

MR20DD

2000cc

4WD S-95

S-95適合|おすすめ互換バッテリー2選

パナソニック

Panasonic カオス(S-115)
おすすめ度★★★★★
■「みんから」でも殿堂入り。高い耐久性と信頼性、さらにオーディの音質向上にも貢献するコスパと性能が最高のバッテリー。整備士としてもおすすめ。

エーシーデルコ

ACDelco S-95
おすすめ度★★★★☆
■トヨタディーラーでもよく勧められるのがACデルコ。ACデルコは密閉タイプのメンテナンスフリーに定評があるメーカー。耐久性もかなり高く意外に価格もリーズナブル。

\さらに詳しく!/
S-95適合|おすすめバッテリーランキングはこちら>

T32系エクストレイルのバッテリー交換方法

バッテリー搭載位置

整備士

T32系エクストレイルのガソリン車では、バッテリーはエンジンルームの左側に搭載されています。

T32系エクストレイル バッテリー 搭載場所

32 エクストレイル バッテリー 搭載位置

交換前に準備する道具など

作業用グローブなど

エンジンルームでの作業では鋭利な部分で怪我をするおそれがあるため、作業用のグローブや軍手を使用することが望ましいです。

バッテリー交換に適した作業グローブ

整備士

重いバッテリーを持ち上げるので、できれば軍手よりもグリップ性の高いグローブの使用がおすすめです。

10mmのレンチ

コンビネーションレンチでプラス端子を緩める
バッテリーを外すにはプラス端子とマイナス端子を固定しているナットを緩める必要があります。おすすめはコンビネーションレンチで、早回しと本締めの両方を一本の工具で行えます。

メモリーバックアップ用のツール

バッテリーをいきなり外してしまうと、車に記憶していた情報が消えてしまい、カーナビが初期化されたりエンジンが一時的に不調になることがあります。
バッテリーを交換している間は別の電源を車に接続してメモリーが消えてしまわないようするツールを使用します。

あると作業性が上がる便利な工具

ボックスレンチセット

ラチェットハンドルやボックスレンチを個別に購入するよりもセット品を購入すると割安で購入できます。ふだんあまり使わない場合でも千円代で購入できるボックスレンチセットなら一回のバッテリー交換でもとが取れてしまいます。

10mmディープソケット

エクストレイルのバッテリーステーの取り外しにはディープソケットがあると作業効率があがります。
ディープソケットでバッテリーステーのナットを緩める

バッテリーの交換手順

室内灯を消しておく

↓ ルームランプやラゲージルームの照明類を消しておかないとバックアップメモリーが飛んでしまうことがあるため作業前にすべて消灯しておきます。

ルームランプをオフにする

 

ボンネットを開ける

↓ 運転席のアクセルペダルの上にあるボンネットオープナーのレバーを手前に引きボンネットを浮かせておきます。

T32 エクストレイル ボンネットオープナー場所

 

↓ ボンネットが浮いたら車体前方にまわりボンネットのロックを外しながらボンネットを開けてバッテリーにアクセスできる状態にしておきます。

エクストレイル エンジンルーム

バックアップメモリーをセットする

運転席の足元にある外部診断機を接続するOBDカプラーにバックアップ電源を接続するやり方が簡単で確実です。

OBD端子の場所

↓ T32系エクストレイルのOBD端子の場所は運転席の足元にあるパネルの奥にあります。

T32 エクストレイル OBDカプラー場所

T32 エクストレイル OBD端子 位置

 

↓ メモリーバックアップには専用のツールを使います。こちらもネットで安価に購入できます。

メモリーバックアップツール

 

↓ このツールの場合はモバイルバッテリーを電源にします。スマートフォンが充電できるものなら使用できます。

OBDカプラーとバックアップツールを接続する
↓ バックアップツールが接続し電源が接続できていることを確認しておきます。

バッテリーステーを外す

↓ バッテリーを固定しているステーのナットを2か所緩めておきます

エクストレイル バッテリーステー 外し方1

↓ 2か所のナットは10mmのナットで固定されていますがスパナよりもディープソケットのほうが作業効率がよくなります。

エクストレイル バッテリーステー 外し方2

マイナス端子を外す

T32系エクストレイル バッテリーマイナス端子外し方

プラス端子を外す

T32系 エクストレイル バッテリー プラス端子外し方

バッテリーを交換する

バックアップ電源が接続されているのでプラス端子を車体に触れさせないように注意します。

★★バッテリーの取り外しと取り付け作業

万一、プラス端子を触れさせてしまうとバックアップツールの保護機能が働いて車体内でのショートは回避できますがバックアップは失敗してしまいます。

プラス端子を接続する

取り外しと逆の手順でプラス端子を接続します

マイナス端子を接続する

マイナス端子を接続して固定します。

ステーを付けてバッテリーを固定する

バッテリーの位置を確認してステーで固定していきます。

バックアップメモリーを外す

バックアップツールを外しておきます

バッテリー交換後の確認と積算量リセット

エンジンを始動する

エンジンルームに工具を置き忘れていないかなど、最終確認を行い、問題なければエンジンを始動します

パワーウィンドウのオート機能などを確認する

パワーウィンドウが自動で開閉できる状態ならバックアップも成功しています。

できない場合はオート機能を学習させる必要があります。

バッテリー放電積算量リセット

アイドルストップ車ではバッテリーを交換したあとに「バッテリー放電電流積算クリア」という作業を専用のオフボードテスターなどで行う必要があります。

ただし、この作業を行わなくても通常の走行に支障はなく、アイドルストップ機能が制限される場合があるだけなので、交換作業後に日産ディーラーや整備工場にてリセットだけを依頼してもかまいません。

また、バッテリーの持ち込み交換を受けてくれる整備工場もあるので、積算量クリアとセットで作業を依頼してもいいでしょう。

日産車 バッテリー充電積算量 クリア

日産車 バッテリー充電積算量リセット作業

西暦・和暦変換

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