自動車のバッテリーにはいくつかの種類があり、ハイブリッド車用、アイドルストップ車用、充電制御車用、標準車用の四種類が主です。
充電制御車との区別が曖昧に感じられるのが標準車ですが、同じ年式の同じ車種のなかに充電制御車と標準車が混在していることもあります。
今回は充電制御車の見分け方についてご説明していきます。
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充電制御車かどうかの判断はどうやる?
同じ車種で、年式も同じでありながら充電制御車でない場合もあり、判断が難しいこともあります。
まずは消去法で充電制御車かどうかを判断する方法をご紹介します。
アイドルストップ車なら充電制御車ではない
まず充電制御車はアイドルストップをする機能はありませんので、アイドルストップ機能がついていることが確認できた時点で「充電制御車じゃない」ということがわかります。
アイドルストップ車は運転席から確認できる
アイドルストップ車には『アイドルストップを停止する』ためのボタンが運転席のどこかにあります。
しかも、必ず運転手が運転中に操作できる範囲にあるので、運転席から手が届くところを探せばアイドルストップ車であることがわかります。
もしも『アイドルストップOFF』のボタンが見つかれば、その時点でその車は充電制御車ではありません。
バッテリーを直接見ると判断できる
アイドルストップ車には専用のバッテリーが使用されていて、軽自動車なら「M42」とか「K42」、小型車なら「Q85」や「S85」など、アルファベットから始まる型番があります。
これらのアルファベットで表記が始まるバッテリーはアイドルストップ車用のバッテリーなので、充電制御車ではないと言えます。
ただし、充電制御車にアイドルストップ車のバッテリーを装着させているユーザーさんもいるので、必ずしも充電制御車とはいえないこともあります。
ちなみに、アイドルストップ車用のバッテリーのほうが充電制御車用のものよりも性能は高いので、価格は上がりますが、バッテリーとしての回復力もスタミナも高くオススメです。
車検証の型式で判断する
もっとも間違いない判断の方法は車検証の車輌型式を確認し、バッテリーメーカーのバッテリー適合表などで判断することができます。
車検証での確認方法
車検証を直に確認し以下の部分を控えておきましょう
①車名(メーカー)
②型式(車輌型式)
③原動機の型式(エンジン型式)
④初度登録年月(年式)
充電制御車の場合は②の型式を確認するだけで該当するかどうかを確認することができます。
アルファベットが一桁のものは排出ガス規制の区分が古いもので、バッテリーは古いタイプのものが使われています。
例)
E-など
続いて
UA-
LA-
TA-
などの二桁のアルファベットからなる場合は平成10年以降の排ガス規制をクリアした車両であることを表しています。
その次が三桁のアルファベットで構成される、排出ガス規制の区分が非常に厳しいものをクリアしていることになります。
充電制御車は
DBA-
CBA-
このどちらかで始まる車輌型式なら充電制御車の可能性が高いので、規制区分の記号が二桁以下のものは充電制御車ではありません。
更に上記の①②③④のすべてががわかれば、バッテリーメーカーの適合表などで正確なバッテリーの型番がわかります。
バッテリー適合表はこちら>>
コーションプレートで判断する
車検証が手元にない場合は車のコーションプレートを見ると車輌型式や車体番号を確認することができます。
バッテリーの端子で確認
すこし不確実な方法にはなりますが、バッテリーのプラス端子やマイナス端子に電流を測定するような「カレントセンサー」らしきものが付いているなら充電制御車である可能性が高いです。