カムリハイブリッド|補機バッテリー適合表
AXVH70系補機バッテリー

70系のカムリハイブリッドでは2WD(AXVH70)、4WD(AXVH75)ともに、全ての年式で欧州規格のLN2が新車搭載されています。
年式
|
車両
型式 |
エンジン
型式 |
バッテリー型式 | |
新車搭載 | 寒冷地仕様 | |||
2017/06 ~2020/8 |
DAA-AXVH70 |
A25A-FXS 2500cc |
LN2 | ← |
2020/08 ~2021/2 |
6AA-AXVH70 |
A25A-FXS 2500cc |
LN2 | ← |
2021/02 ~2022/8 |
6AA-AXVH70 |
A25A-FXS 2500cc |
LN2 | ← |
2022/8 ~ |
6AA-AXVH70 |
A25A-FXS 2500cc |
LN2 | ← |
2019/12 ~2021/2 |
6AA-AXVH75 |
A25A-FXS 2500cc |
LN2 | ← |
2021/02 ~2022/8 |
6AA-AXVH75 |
A25A-FXS 2500cc |
LN2 | ← |
2022/8 ~ |
6AA-AXVH75 |
A25A-FXS 2500cc |
LN2 | ← |
LN2|おすすめバッテリー2選
ボッシュ
おすすめ度★★★★★
■欧州規格のバッテリーに関してはボッシュが強い。ドイツ車をはじめ多くの欧州車に部品を供給してきただけにバッテリーに関しても信頼性は高く、密閉タイプのメンテナンスフリーにも定評がある。耐久性や性能も折り紙付きだが価格もリーズナブル。「L2」と表記されているが「LN2」と互換する。
GSユアサ
おすすめ度★★★★☆
■国産バッテリーのリーディングカンパニーであるGSユアサがリリースした次世代のバッテリー。品質に個体差が少ないのも安心できる。アイドルストップやハイブリッド車の補機バッテリーとして使用され、トヨタ車の新車搭載バッテリーにも採用されることが多いのがユアサの強み。
70系カムリハイブリッドの補機バッテリー交換方法
補機バッテリー搭載場所
↓ 補機バッテリーはトランクルームの右側にあるパネルを外すとアクセスできます
交換前に準備する道具など
10mmのレンチ
バッテリーを外すにはプラス端子とマイナス端子を固定しているナットを緩める必要があります。おすすめはコンビネーションレンチで、早回しと本締めの両方を一本の工具で行えます。
メモリーバックアップ用のツール
ボックスレンチセット
ラチェットハンドルやボックスレンチを個別に購入するよりもセット品を購入すると割安で購入できます。ふだんあまり使わない場合でも千円代で購入できるボックスレンチセットなら一回のバッテリー交換でもとが取れてしまいます。
バッテリーの交換手順
室内灯を消しておく
↓ ルームランプやラゲージルームの照明類を消しておかないとバックアップメモリーが飛んでしまうことがあるため作業前にすべて消灯しておきます。
バックアップメモリーをセットする
運転席あしもとにある外部診断機を接続するOBDカプラーにバックアップ電源を接続するやり方が簡単で確実です。
↓ メモリーバックアップには専用のツールを使います。こちらもネットで安価に購入できます。
↓ このツールの場合はモバイルバッテリーを電源にします。スマートフォンが充電できるものなら使用できます。
↓ バックアップツールが接続し電源が接続できていることを確認しておきます。
補機バッテリー周辺のものを外す
ラゲージルームのアンダートレイなどを取り外しておき、補機バッテリーが取り出しやすくしておきます。
バッテリーステーを外す
↓ マイナス端子の奥に見える12mmのボルトをボックスレンチを使って緩めます
↓ エクステンションバーと12mmのボックスにラチェットレンチを組み合わせると作業性がよくなります
マイナス端子を外す
↓マイナス端子を固定しているナットを緩めます
↓ ナットは完全に外さず端子が動く程度に緩めましょう
プラス端子を外す
↓ 赤いカバーを持ち上げてプラス端子のナットを緩めます
↓
ガス抜きホースを抜いておく
↓ 室内に搭載されているバッテリーには充電時に発生するガスを車外に排出するホースが接続されています。
端子が外れた状態にしておくことでバッテリー側面のガス抜きホースが外しやすくなります。
バッテリーを交換する
バックアップ電源が接続されているのでプラス端子を車体に触れさせないように注意します。
万一、プラス端子を触れさせてしまうとバックアップツールの保護機能が働いて車体内でのショートは回避できますがバックアップは失敗してしまいます。
ガス抜きホースを接続する
忘れないようにガス抜きホースを接続します。
プラス端子を接続する
取り外しと逆の手順でプラス端子を接続します
マイナス端子を接続する
マイナス端子を接続して固定します。
ステーを付けてバッテリーを固定する
バッテリーの位置を確認してステーで固定していきます。
バックアップメモリーを外す
バックアップツールを外しておきます
バッテリー交換後の確認など
ハイブリッドシステムを起動する
エンジンルームに工具を置き忘れていないかなど、最終確認を行い、問題なければエンジンを始動します
パワーウィンドウのオート機能などを確認する
パワーウィンドウが自動で開閉できる状態ならバックアップも成功しています。
できない場合はオート機能を学習させる必要があります。