DJ系デミオ|バッテリー適合表
排気量
年式 |
車両
型式 |
エンジン
型式 |
仕様
|
バッテリー型式 | |
新車搭載 | 寒冷地仕様 | ||||
ガソリン1500cc 2018/8 2019/9 |
6BA-DJLAS |
P5-VPS | 4WD, i-Stop | Q-85 | ← |
ガソリン1500cc 2018/8 2019/9 |
6BA-DJLFS |
P5-VPS | 2WD, i-Stop | Q-85 | ← |
ガソリン1500cc 2015/10 2019/9 |
CBA-DJLFS |
P5-VPS | 2WD, MT,i-Stop | Q-85 | ← |
ガソリン1300cc 2014/12 2018/8 |
DBA-DJ3AS |
P3-VPS | 4WD, i-Stop | Q-85 | ← |
ガソリン1300cc 2014/9 2018/8 |
DBA-DJ3FS |
P3-VPS | 2WD, i-Stop | Q-85 | ← |
ディーゼル1500cc 2014/12 2019/9 |
LDA-DJ5AS |
S5-DPTR | 4WD, i-Stop, i-ELOOP付き | Q-85 | ← |
ディーゼル1500cc 2014/12 2019/9 |
LDA-DJ5AS |
S5-DPTS | 4WD, i-Stop, i-ELOOP無し | S-95 | ← |
ディーゼル1500cc 2014/10 2019/9 |
LDA-DJ5FS |
S5-DPTR | 2WD, i-Stop, i-ELOOP付き | Q-85 | ← |
ディーゼル1500cc 2014/10 2019/9 |
LDA-DJ5FS |
S5-DPTS | 2WD, i-Stop, i-ELOOP無し | S-95 | ← |
DJ系デミオ|バッテリーの選び方
DJ系のデミオはすべてアイドルストップ機能がついており、搭載されるバッテリーはアイドルストップ車専用のQ-85、またはS-95が指定されています。
一部のディーゼルエンジン車にS-95が搭載される
ただし「S5-DPTS」という型式のディーゼルエンジンが搭載されたモデルだけS-95が搭載されています。
ディーゼルエンジンに関しては、車検証でエンジン型式を確認するか、ボンネットを開けて直接バッテリー型番を確認するほうが確実です。
ガソリンエンジン車はすべてQ-85が搭載される
ディーゼルエンジン車とは違い、ガソリンエンジン車では、1300ccも1500ccもすべてQ-85が搭載されているためバッテリー選びには困りません。
より性能ランクが高いバッテリーに交換するメリット
くわしくはランキングをご覧いただくとして、新車搭載よりも性能ランクが高いバッテリーに交換することでバッテリーあがりのリスクを下げることができます。
とくに街乗りがメインの場合、アイドルストップの回数も増えるとバッテリーへの負担も大きくなります。
とくに寒冷地での仕様が想定される場合は性能ランクを高くすることでエンジン始動性を高めることができます。
Q-85に適合|おすすめバッテリーランキングはこちら>
S-95に適合|おすすめバッテリーランキングはこちら>
DJ系デミオのバッテリー交換
DJ系デミオのバッテリーの交換方法は通常のバッテリー交換と基本的には同じですが、バッテリー交換作業のあとでリセット作業を行う必要があります。
交換前に準備する道具など
10mmのレンチ
バッテリーを外すにはプラス端子とマイナス端子を固定しているナットを緩める必要があります。おすすめはコンビネーションレンチで、早回しと本締めの両方を一本の工具で行えます。
メモリーバックアップ用のツール
早回し工具があると便利
メガネレンチやコンビネーションレンチだけでもバッテリーを交換することはできますが、作業効率はあまりよくありません。
確実で素早い作業をするにはラチェットレンチなどを使用すると作業が楽になります。
ディープソケットもおすすめ
DJ系デミオのバッテリー交換手順
デミオのバッテリー搭載位置はエンジンルーム左側
↓ ボンネットを開けるとエンジンルームの左側、ストラットタワーのとなりにバッテリーがあります。
バックアップメモリーをセットする
↓ ルームランプを消しておかないとバックアップメモリーが飛んでしまうことがあります。
↓ DJ系デミオのOBDカプラーは運転席の足元、ブレーキペダルの上側付近にあります。
↓ メモリーバックアップには専用のツールを使ってOBDカプラーに接続するのが簡単で確実です。
↓ このツールの場合はモバイルバッテリーを電源にします。
バックアップ電源の接続ができたらエンジンルームにあるバッテリーの取り外し作業にはいります。
予めボンネットを開けておき、バッテリーの場所を確認し新しいバッテリーも近くに置いておきましょう。
バッテリーステーを外す
↓ DJ系デミオのバッテリーステーは2個のナットで固定されています
↓ ステーを固定している10mmのナットを緩めておきますが、ナットを完全に緩めて外す必要はありません、ステーが外れる程度まで緩めましょう。
↑ ディープソケットとラチェットレンチがあると作業性が向上します。
マイナス端子を外す
↓ 必ずマイナス端子を先にはずします
プラス端子を外す
↓ マイナス端子が外れたらプラス端子も外します
↓ 2箇所の端子とステーが外れたらバッテリーを取り外せる状態になっています
↑ 先にバッテリーに被せてある黒いカバーを引き抜いておきます
バッテリーを交換する
↑ このとき、メモリーバックアップが接続されているのでプラス端子を車体に触れさせないように注意します。
プラス端子を触れさせてしまうとバックアップツールの保護機能が働いて車体内でのショートは回避できますがバックアップは失敗してしまいます。
プラス端子を接続する
取り外しと逆の手順でプラス端子を接続します
マイナス端子を接続する
マイナス端子を接続して固定します。
ステーを付けてバッテリーを固定する
バッテリーの位置を確認してステーで固定していきます。
バックアップメモリーを外す
バックアップツールを外しておきます。
バッテリー交換が終わったら、次はアイドルストップが正常に作動するためのリセット作業が必要です。
i-Stop(アイドルストップ車)のリセット作業
新しいバッテリーに交換した後にバッテリーへの充放電積算量のリセットと、アイドリングストップコントロールシステム(ISC)の初期学習を行う必要があります。
これをやっておかないと、『バッテリマネジメントシステム異常』というメッセージがマルチモニターに表示されアイドルストップしなくなることがあります。
エンジンスイッチをオンにする
ブレーキを踏まない状態でスタートボタンを2回押して(イグニッションキーをオン)すべての警告灯が点灯したことを確認します。
セレクトレバーをNレンジに入れる
左足でブレーキペダルを踏み込みながらオートマチックセレクターをニュートラル(Nレンジ)に入れます。
以下の作業はすべて左足でブレーキペダルを踏み込んだままで行います。
アクセルペダルを踏み込む
5秒以上アクセルペダルを踏み込み、メーター内のバッテリーのマーク、充電警告灯が点滅することを確認します。
アクセルペダルを3回踏み込む
アクセルペダルを全開まで踏み込み放します。この全開と開放を3回行い、充電警告灯が点灯したら次のステップに進みます。
イグニッションキーをオフにする
セレクトレバーをPレンジに入れ、ブレーキペダルを放し、エンジンスイッチをオフにします。
バッテリーのマイナス端子を外す
バッテリーのマイナス端子を外し5分以上経過するのを待ちます。
電流センサーのカプラーを外す
マイナス端子の黒い電流センサーのコネクターを外します。
マイナス端子を接続する
マイナス端子を接続し10秒以上経過するのを待ちます
電流センサーのカプラーを接続する
マイナス端子を接続し10秒以上経過したことを確認し電流センサーのカプラーを接続します。
イグニッションスイッチをオンにする
エンジンを始動させないままイグニッションスイッチをオンにし、15秒以上、60秒未満で次の工程にすすみます。
i-stopのボタンを押し続ける
i-stopのボタンを約10秒間押し続け、メーター内のi-stopの表示灯が緑色で点滅することを確認します。
成功したら次のステップにすすむためにイグニッションスイッチをオフにします。
オレンジ色でi-stopが点灯する場合
この場合は上記のリセット作業が成功していないのではじめからやりなおします。
オレンジ色でi-stopが点滅する場合
もしもオレンジ色で点滅している場合は、バッテリーの電圧が12.5V以上、12.7V以下という規定値から外れていることがあります。
交換したバッテリーの電圧が低すぎる場合、別の車のバッテリーを接続するなどして車体側に規定値どおりの電圧が供給されるように擬似的に信号を送ると成功することがあります。
ステアリング舵角センサーの初期設定
エンジンをかけてハンドルを左右それぞれいっぱいまで切り込み、反対側まで切り、その後中立までもどしエンジンをオフにします。
パワーウィンドウのオート機能を再設定する
エンジンを掛けて運転席側の窓を下までおろし、そのままパワーウィンドウスイッチを約2秒間押したままにする。
その後スイッチを上げる方に操作し、オート機能が復活していることを確認する。
オート機能が復活していない場合は同じ操作を再度行う。