グランエース(GDH303W)バッテリー適合表
2019年(R1)12月~
年式
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車両型式
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エンジン型式
排気量 |
バッテリー型式 | |
新車搭載 | 寒冷地仕様 | |||
2019/12
~2022/8 |
3DA-GDH303W |
1GD-FTV 2800cc |
LN4-ISS | ← |
2022年(R4)8月~
年式
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車両型式
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エンジン型式
排気量 |
バッテリー型式 | |
新車搭載 | 寒冷地仕様 | |||
2022/8~ |
3DA-GDH303W |
1GD-FTV 2800cc |
LN4-ISS | ← |

グランエースに搭載されるバッテリーはマイナーチェンジの前後ともにLN4-ISSが新車搭載されています
LN4-ISSとは?
欧州規格のバッテリー(以下EN規格)ではバッテリーのサイズが規格化されており、LN4は長さ、幅、高さがそれぞれ、314mm、175mm、190mmと決められています。
さらにLN4の中でも日本のアイドルストップ車に適合しているLN4バッテリーを「LN4-ISS」という型式に呼称するメーカーもあります。
LN4-ISS適合|おすすめ互換バッテリー

グランエースはすべてのモデルがアイドルストップ車で、適合するバッテリーもLN4の中でもアイドルストップ車対応のものを選びましょう。
VARTA(バルタ)
おすすめ度★★★★☆
■メスセデスベンツなどドイツ車で新車搭載されることも多い欧州では高いシェアを誇るバルタ。環境意識の高い欧州では大排気量車のアイドルストップ車も多く、いちはやくそれに対応してきたこともあり、欧州規格のアイドルストップバッテリーでは信頼性も高い。
BOSCH(ボッシュ)
おすすめ度★★★★★
■欧州規格のバッテリーに関してはボッシュが強い。ドイツ車をはじめ多くの欧州車に部品を供給してきただけにバッテリーに関しても信頼性は高く、密閉タイプのメンテナンスフリーにも定評がある。耐久性や性能も折り紙付きだが、意外にも価格もリーズナブル。
グランエースのバッテリー搭載場所
↓ グランエースのバッテリーは助手席のステップ付近のパネルを外した部分にあります。
↓ 点検窓を外すことでバッテリーの電圧チェックが行えます
↓ バッテリーを交換するにはステップ周辺の内装パネルを取り外す必要があります
グランエースのバッテリー交換方法
交換前に準備する道具など
10mmのレンチ
バッテリーを外すにはプラス端子とマイナス端子を固定しているナットを緩める必要があります。おすすめはコンビネーションレンチで、早回しと本締めの両方を一本の工具で行えます。
メモリーバックアップ用のツール
ボックスレンチセット
ラチェットハンドルやボックスレンチを個別に購入するよりもセット品を購入すると割安で購入できます。ふだんあまり使わない場合でも1,000円代で購入できるボックスレンチセットなら一回のバッテリー交換でもとが取れてしまいます。
バッテリーの交換手順
室内灯を消しておく
↓ ルームランプやラゲージルームの照明類を消しておかないとバックアップメモリーが飛んでしまうことがあるため作業前にすべて消灯しておきます。
バックアップメモリーをセットする
運転席あしもとにある外部診断機を接続するOBDカプラーにバックアップ電源を接続するやり方が簡単で確実です。
↓ メモリーバックアップには専用のツールを使います。こちらもネットで安価に購入できます。
↓ このツールの場合はモバイルバッテリーを電源にします。スマートフォンが充電できるものなら使用できます。
↓ バックアップツールが接続し電源が接続できていることを確認しておきます。
バッテリー周辺のものを外す
グランエースでは助手席のステップまわりのパネルを外すことでバッテリー交換ができます。内張りはずしやマイナスドライバーを使ってクリップと外します。
バッテリーステーを外す
↓ EN規格のバッテリーはバッテリー下部を金属製のステーで固定しています。2カ所の8mmボルトを外します。
↑ ボルトはスパナやメガネレンチでも緩められますがラチェットレンチとボックスレンチを組み合わせたものが作業性が向上します。
マイナス端子を外す
↓ 必ずマイナス端子から先に外します。
↑ マイナス端子を固定している10mmのナットを緩めると端子が外れます
プラス端子を外す
↓ マイナス端子が外れたらプラス端子の赤いカバーをお越して端子を固定しているナットを緩めます
ガス抜きホースを抜いておく
室内に搭載されているバッテリーには充電時に発生するガスを車外に排出するホースが接続されています。端子が外れた状態にしておくことでバッテリー側面のガス抜きホースが外しやすくなります。
バッテリーを交換する
バックアップ電源が接続されているのでプラス端子を車体に触れさせないように注意します。
万一、プラス端子を触れさせてしまうとバックアップツールの保護機能が働いて車体内でのショートは回避できますがバックアップは失敗してしまいます。
ガス抜きホースを接続する
忘れないようにガス抜きホースを接続します。
プラス端子を接続する
取り外しと逆の手順でプラス端子を接続します
マイナス端子を接続する
マイナス端子を接続して固定します。
ステーを付けてバッテリーを固定する
バッテリーの位置を確認してステーで固定していきます。
バックアップメモリーを外す
バックアップツールを外しておきます
バッテリー交換後の確認など
エンジンを始動する
エンジンルームに工具を置き忘れていないかなど、最終確認を行い、問題なければエンジンを始動します
パワーウィンドウのオート機能などを確認する
パワーウィンドウが自動で開閉できる状態ならバックアップも成功しています。
できない場合はオート機能を学習させる必要があります。