60系プリウス|補機バッテリー適合表

60系プリウスでは、すべてのモデルにEN規格の密閉型バッテリーLN1が補機バッテリーとして登載されています。
年式
|
車両型式
|
エンジン型式
|
仕様
|
バッテリー型式 | |
新車搭載 | 寒冷地仕様 | ||||
2023/1~ |
6AA-ZVW60 |
2ZR-FXE 1800cc |
2WD | LN1 | ← |
2023/1~ |
6AA-ZVW65 |
2ZR-FXE 1800cc |
E-Four | LN1 | ← |
2023/1~ |
6AA-MXWH60 |
M20A-FXS 2000cc |
2WD | LN1 | ← |
2023/1~ |
6AA-MXWH65 |
M20A-FXS 2000cc |
E-Four | LN1 | ← |
60系プリウス|おすすめ補機バッテリー2選

60系プリウスの補機バッテリーの寿命は3年~4年ほどが多く、新車から3年後の車検で交換するのがおすすめです。遅くとも5年後の2回目車検までには交換しておきましょう。
GSユアサ
おすすめ度★★★★★
■トヨタディーラーで純正相当のバッテリーと指定するとGSユアサ製を進められることが多い。トヨタのハイブリッドカーに新車搭載されることが多いのもGSユアサ製で、品質に個体差が少ないのも安心できる。
ボッシュ
おすすめ度★★★★☆
■欧州規格のバッテリーに関してはボッシュが強い。ドイツ車をはじめ多くの欧州車に部品を供給してきただけにバッテリーに関しても信頼性は高く、密閉タイプのメンテナンスフリーにも定評があり、シエンタハイブリッドのように室内に搭載される車種にもおすすめ。耐久性や性能も折り紙付きだが、意外に価格はリーズナブル。
60系プリウス|補機バッテリー交換方法
補機バッテリーの搭載位置

60系プリウスの補機バッテリーはリアハッチを開けたラゲージルームの右側にあります。
↓ 黒いカバーの上側にある取っ手に手をかけて引き上げると簡単にカバーを外すことができます。
交換前に準備する道具など
10mmのレンチ
バッテリーを外すにはプラス端子とマイナス端子を固定しているナットを緩める必要があります。おすすめはコンビネーションレンチで、早回しと本締めの両方を一本の工具で行えます。
メモリーバックアップ用のツール
ボックスレンチセット
ラチェットハンドルやボックスレンチを個別に購入するよりもセット品を購入すると割安で購入できます。ふだんあまり使わない場合でも千円代で購入できるボックスレンチセットなら一回のバッテリー交換でもとが取れてしまいます。
バッテリーの交換手順
室内灯を消しておく
↓ ルームランプやラゲージルームの照明類を消しておかないとバックアップメモリーが飛んでしまうことがあるため作業前にすべて消灯しておきます。
バックアップメモリーをセットする
運転席あしもとにある外部診断機を接続するOBDカプラーにバックアップ電源を接続するやり方が簡単で確実です。
↓ 運転席のアクセルペダルから上方を探すと白い台形のOBDカプラーが見えます
↓ メモリーバックアップには専用のツールを使います。こちらもネットで安価に購入できます。
↓ このツールの場合はモバイルバッテリーを電源にします。スマートフォンが充電できるものなら使用できます。
↓ バックアップツールが接続し電源が接続できていることを確認しておきます。
補機バッテリー周辺のものを外す
ラゲージルームのアンダートレイなどを取り外しておき、補機バッテリーが取り出しやすくしておきます。
バッテリーステーを外す
↓ 補機バッテリーを固定している黒いステーを外します
↓ ステーの下側に見える10mmのボルトを外します。
マイナス端子を外す
↓ マイナス端子を固定している10mmのナットを緩めると端子が外れます。
プラス端子を外す
↓ プラス端子の赤いカバーを上に開けておきます
↓ プラス端子中央のナットを緩めプラス端子を外します
ガス抜きホースを抜いておく
室内に搭載されているバッテリーには充電時に発生するガスを車外に排出するホースが接続されています。端子が外れた状態にしておくことでバッテリー側面のガス抜きホースが外しやすくなります。
バッテリーを交換する
バックアップ電源が接続されているのでプラス端子を車体に触れさせないように注意します。
万一、プラス端子を触れさせてしまうとバックアップツールの保護機能が働いて車体内でのショートは回避できますがバックアップは失敗してしまいます。
ガス抜きホースを接続する
忘れないようにガス抜きホースを接続します。
プラス端子を接続する
取り外しと逆の手順でプラス端子を接続します
マイナス端子を接続する
マイナス端子を接続して固定します。
ステーを付けてバッテリーを固定する
バッテリーの位置を確認してステーで固定していきます。
バックアップメモリーを外す
バックアップツールを外しておきます。
バッテリー交換後の確認など
ハイブリッドシステムを起動する
スタートボタンを押してReadyにした状態でメーター内に警告灯などが点灯していないことを確認します。
パワーウィンドウのオート機能などを確認する
パワーウィンドウが自動で開閉できる状態ならバックアップも成功しています。
できない場合はオート機能を学習させる必要があります。
西暦・和暦変換